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変な日本語No.2

更新日:5月12日


駆け出し通訳の私。

言葉の威力を体感する。


現場で仕事をすると色んな国の色んな人と出会う。

日本の文化を少しでも学ぼうとする姿勢を示してくれる人も多く、一日本人として嬉しく感じるのは前回も伝えた。



今日も続編として、そんな素敵な外国人の歩み寄りについて話そうと思う。


~歩み寄りケース2: 日本の食文化を絶賛しつつ罵るイギリス人~


ある現場にて、

日本に滞在期間中のイギリス人グループは毎晩違う日本食を堪能しているようだった。


何かお勧めはあるかと聞かれたので、串カツなんかどう? と揚げ物が嫌いな私は提案する。


数日後、早速行って来たようで・・・




「That was lovely, wasn’t it? I’d love to eat that again, that… – あれ美味しかったなぁ! また食べたいよ、あの・・・」







「クソかつ」




※名前の割には結構美味しそうに描けた―クソかつとアラレちゃん
※名前の割には結構美味しそうに描けた―クソかつとアラレちゃん


うu・・・うん、おしいっ!

食欲は湧かないけど、意味は伝わる。



一文字落とすだけで、こんなにも意味が変わることを誰が想像しただろうか。


やっぱり言語って残酷。



(番外編)

~歩み寄れないケース1: 「やっぱりキミが好き」なアメリカ人~


現場での午前中の作業を切り上げ、昼食が支給された。


それはなんと京都の料亭による超高級お弁当。

料理の域を超越した、宝石を散りばめたような食材が所狭しと敷き詰められているではないか。



私(う、旨過ぎる!!!)



熱された現場の工場内は暑く過酷だが、私は夏のCMで冷麺をむさぼり食う工場作業員のごとく、そのお弁当を平らげた。(わかる人にはわかる、わかりにくい例)




もちろん、これはクライアント(アメリカ人)を迎えるとのことで奮発した日本側の配慮だったのだが、


初来日の彼らは馴染みのない食べ物に抵抗があり、そんなじゃぱにーず おもてなしを





スーパーで買ってきたぱっさぱさのピザで玉砕させるのであった・・・


※この絵でスーパーも京都の料亭も敵に回した気がしてる筆者
※この絵でスーパーも京都の料亭も敵に回した気がしてる筆者

予想外の反響のおかげで、

次の日からのお昼は近くのラーメン屋に変更されたのであった・・・(・・・・くそっ・・・カツ)




Cheers!



〈おまけ〉

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