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変な日本

更新日:5月31日


駆け出し通訳の私。

外国人の愚痴を聞く。


日本人であり尚且つ英語話者である通訳者は

在日/駐在外国人の日本という異国での苦労話をファーザー(神父様)のごとく聞く羽目になることがよくある。


信者はファーザーも日の本の国から来たことをきれいさっぱり忘れているのか、

懺悔(愚痴)は時として、日本/日本人に対する不満に発展することも少なくはない。


だが、

右の頬をぶたれても左の頬も差し出す、器のでっっっかいファーザーは慈悲深き心で受け止める。


なかには興味深いものもあって・・・今日はその一つを紹介しようと思う。



(以下、翻訳文)

「…you know, 日本にいて感じることは、日本人はさ! やっぱ閉鎖的だってこと!

俺は「外人」っていう言葉が大っ嫌いだ! 漢字でどう書くか知ってるか??!!

ソト ノ ヒト って書くんだぜ??!!

英語ではな、それを「エイリアン」と呼ぶんだ!!!!!日本人は俺たちをエイリアンと呼んでるんだよ!!!!!!」




それは違うぞ、迷える子羊よ・・・




ファーザーの大好きな映画の一つ、1979年公開の名作「エイリアン」

※以下、ネタバレ注意


未来で宇宙船が飛び交う時代

地球へ帰還途中の貨物船が突如奇妙な星からの信号を受信する

その星には人間では到底太刀打ちできない恐ろしい生物が住みついていることも知らず、

乗組員はその地球外生命体「エイリアン」の乗船をゆるしてしまう

貨物船ノストロモ号で生死を賭けた死闘の戦いを繰り広げるSFホラー映画



お気付きだろうか?

・・・そう、この名作にあるように地球外生命体「エイリアン」には、「エイリアン」とカタカナで定着した表現が存在するのだ。


「外人」ではなく・・・



仮にこの彼の言い分が正しく、

我々日本人が外国人を「エイリアン」と呼んでいるのであれば、映画内の演出もきっとこういうものになっていただろう・・・



※ノストロモ号 船長ダラスが通気口でエイリアンと遭遇する強烈なシーン
※ノストロモ号 船長ダラスが通気口でエイリアンと遭遇する強烈なシーン

このシーンを見ると、

(なんでそもそも一番テンパるランバートにエイリアンの追跡を任せたっ?!!怒)と毎回ダラスの最期にがっくり来る私 笑


それでもさすが船長ダラス。

私なら、あんな恐ろしい状況であんな無線を入れられると、エイリアンにも引かれるゴキブリ並みの挙動とスピードで通気口を逃げ惑うだろう。


少し脱線したが、

要は外国人を見て、日本人は「エイリアンだぜ、おい。」とはなっていない。ということが今日のファーザーの教え。


Cheers!





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