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もうええんちゃうん

通訳はじーざす


駆け出し通訳の私。

テーマパークを建設する夢を見た。


映画「ゴッドファーザー」をテーマにしたアトラクションの建設だ。



新アトラクションThe Godfather ~コルレオーネ家の衰退~


ジェットコースターに乗りながら、コルレオーネ家の衰退を疑似体験していくアトラクション。


開園後の入口イメージは、こう!

(以下、ネタバレ注意)

※長男ソニーが悲劇の死を遂げる料金所。コルレオーネ最期のミカン畑を再現
※長男ソニーが悲劇の死を遂げる料金所。コルレオーネ最期のミカン畑を再現

私が施工を振り分けるなら、こう!



技術の集結


私の空想を元に再現したが、

1つの空間を作り上げるのにどれだけ多くの人が関わっているのかがわかる。





・・・人間ってすごい!










乗り物は、こう!



一緒にしか見えん


一見、まっっっっっっっったく同じ地面を指して、

「基礎や!ヽ(゚Д゚ )」「土間や!( ゚Д゚)ノ」と言い張る職人さん。


色々と説明してもらったが、やっぱり???な私は、

自分のメモとペンを流れるように職人さんに手渡す。(無言で絵による解説の強要)


基礎・・・鉄筋、コンクリートで構造物を地中で支持、補強している。

土間・・・基礎がない、ただの地面。



じゃいあんとコルレオーネ


壁や岩や飾り物などの意匠物を作る。

この場合は、じゃいあんとコルレオーネ。


足場を設置し作業すると、こう!

上記挿絵ではジェットコースターが走行してしまっているが(笑)実際には安全を確保するため、ジェットコースター周辺の作業はできない。



そこで夜間作業(取付、造形、補修、塗装)が行われた。



職人ど根性


夜間での私の担当は大方塗装だった。


塗装班の作業の様子は、こう(笑)

笑えるほど暗い。


※誇張0でこの暗さ(あえて言うならもっと暗かった)
※誇張0でこの暗さ(あえて言うならもっと暗かった)

明が足りていない環境で、ほぼヘッドライト頼りの箇所が多々。


ゲストがじゃいあんとコルレオーネを最も目にするのは太陽光の下。

よって、仕上がりのチェックは夜間作業後の早朝に行われる。(太陽が出てから)



暗闇の中、ヘッドライト一本で施主が求める表現をやってのける職人さん達は秀逸の一言!


仕上がりのチェック


チェックの様子は、こう!


今回はコルレオーネ、向かって右側の肩がチェック対象箇所。

通常、建設現場では工具等の落下防止に足場ネットが設けられる。


ただ、チェック時には正確に判断できるようチェック対象箇所のみ、

足場ネット、足場を一時撤去する。


常夏の外人と氷点下の邦人


ゲストの視点に立って、地上からコルレオーネを見上げる形でチェックを行う。


その間、足場班はチェックが終わり次第すぐに目隠し等(足場シート、足場)を元に戻せるように足場上で復旧の号令待ち。

(絵は簡略化したもので、実際は足場上にもっと大人数が待機。)


待ってる間も「まだなんか?」「もうええんちゃうん?」とすごい圧を感じる。

それをよそに何やら世間話で盛り上がるチェック担当の外人達(笑)


いよいよ温度差に耐えられなくなった私は、世間話に割り込み、足場班へ復旧号令が下ったのであった。。。



今日は作業の一連の概要を解説してみた。

Cheers!

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