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夜が明けるぜよ

更新日:3月24日

通訳はじーざす


駆け出し通訳の私。

夜間勤務となった。


プロジェクト現場では、機械の試験運転も内外装の施工と並行して行うことがある。

そのため、ある時期を境に機械が作動する近くで発生する作業は

夜間に移動しなくてはならない。

(危ナイカラネ!)



静かすぎて耳が痛くなる詰所


私は23時から翌朝8時までの勤務。

現場の人達にとっても特に週末の休み明けはキツイ様子。疲労困憊の空気が漂う詰所…

お昼休み(夜勤なので丑の刻)は葬式並みの静けさだ。



職人「もうやらん!」


鉄骨が干渉して収まらないとの報告を受け、現場入り。


図面は違うわ、鉄骨は入らないわで職人さん達のイライラは頂点に。

(TIPS:図面の記載と違うモノ(鉄骨や部材)がそのまま制作・搬入されると現場対応(現場で加工すること)が強いられる。取付班は切ったり張ったり加工が大変。)


海外班が対応策を提案するも遮るように「無理!もうやらんっ!」の一点張り。


職人さんの怒りが収まるまで、私達にできることはただ………待つのみ。



発電機も「もうやらん!」


夜間作業に照明は欠かせない。

塗装にエアースプレーガンも欠かせない。


この2つを支えるのは小さな体の発電機。

ぶーぅん、ぶーぅんと頑張るが、酷使される一方の発電機の怒りもMAXに。


発電機「ムリ!もうやらんっ!」

ぶちっと電力供給をやめてしまう。


その度、一番上の足場から一番下の足場まで発電機をなだめに行く職人さんは気の毒だった。

(御年65だったかな)



起きろ!そして、聞け!


鉄骨が干渉して収まらないとの報告を受け、現場入り。(パート2)


現場と言えど、常に実物を見ながら話ができるとは限らない。

構造(鉄骨や鉄材)が複雑に組み合わされており入れないのだ。

そんな時は、海外側の提案する対応策を何とかイメージし、理解し、訳出する。


が…

訳出中、聞き手の目がとっろ~~~~~~~~ん


イラっっっ( ゚Д゚)とした私は、

「あの、起きてますカッ??!」と一喝。


「聞き手の集中力を制御するのも通訳の仕事」

とは聞いていたが…


「寝てる奴を起こす☆プピッ」は聞いてたんとチガウッッッ!!!



美しい朝焼け


夜勤で最高のひと時がある。

夜が明けて朝が来るこの瞬間だ。


空が高く、空気が澄んでいて、なんとも清々しい気持ちになれる。

天からの後光をたっぷり浴びて一日の溜まった邪気を滅(めつ)!!!!!



それでは、また次回。

Cheers!

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